自閉症とは

自閉症は、乳幼児期に不適切な教育をされたために、親やその他の人たちに不信感を抱いて、心を閉ざしてしまったというような情緒障害でも症候群でもありません。

現在のところ原因不明の、そしておそらく単一の原因ではない中枢神経を含む生物学的レベルの障害で、生涯にわたって種々の内容や程度の発達障害をしめします。

自閉症の人は見たり聞いたり、そのほか感じたりすることを、一般の人のようには受け止めたり理解したりはできないことが分かってきました。

その為に、一般の人が通常やっているような方法で、話しことばや身振りを用いてコミュニケーションすることが容易にできません。

その上、自分の周囲の環境や状況の意味することも理解できないことが多く、慣れない場所には大変な不安や混乱を感じているのです。

自閉症は、家庭養育や学校教育を始め、福祉施設における対応で、最も困難の大きい障害の一つです。そしてまだ、根本的な治療法もないのです。

また、自閉症には以下の3つ組が代表的な特徴としてあげられます。

  • 社会的な相互交渉の質的な障害
  • コミュニケーション機能の質的な障害
  • イマジネーションの障害
※一部『自閉症の手引き』(日本自閉症協会発刊)より引用

より詳しい情報については、日本自閉症協会のホームページを参考にしてください。